04/02/09
M-age 「Interface」
 80年代後半から90年代初めにかけて「ロックとダンスの融合」というムーブメントが局地的にブームを巻き起こしました。その流れは大きく分けて2つ。1つはロックにHIP-HOPやブラックミュージックの系統を組む「黒いリズム」の導入で、それは僕がバカの1つ覚えの如く繰り返すマンチェスター・ムーブメントです。そしてそれとは別に「ロックのダイナミズムに無機質なダンスビートを載せる」という音楽も出てきました。Jesus JonesやEMFのようにサンプラーやマニュピレータを担当するメンバーがいて、テクノハウスのリズムを大胆に取り入れていました。そのデジタルロックの流れはマンチェと同じく日本にも流れ着きました。Jesus Jonesのボーカルのマイク・エドワーズとライブで競演した布袋さんやM-ageなどがそうです。
 で、M-age。「日本のJesus Jones」などと言われていた彼ら、音楽性・ルックスなどどれを取ってもまさにJesus Jonesフォロワー。ただのロックバンドだったM-ageがJesus JonesとPrimal Screamの音楽性を取り入れ大きく前進したかに見えましたが、世の中そんなに甘くはありませんでした。16ビートのハウスのリズムを使っただけの初期から比べれば、ボーカルとギター以外はほぼ全面的に打ち込みで作成されたトラックは格段の進歩を遂げていますが、Jesus Jonesの陰は払拭できませんでした。テクノなオケ+歌謡曲メロディという組み合わせ自体は非常に新鮮に映っただけに、このアルバムで解散してしまったのが残念です。

 1stアルバムの中古がイギリスのレコード店で高値で売られていたという話もあって、そのためかCaspar Pound(RISING HIGH)がリミックスしたアルバムがイギリスでも発売されていました。

■ メンバー
KOICHIRO(Vo)
MIYO-KEN(g)
YUJI KAJIWARA(b) 脱退後CMJKとCONFUSION結成
KATSUSHIGE OKAZAKI(dr)
DJ PEAH(DJ/マニュピレータ)

■ 主なディスコグラフィ シングル / アルバム
1992/01 KISS
1992/01 Walk on The Moon
1992/01 3 Re-mix+1
1992/02 MUSTARD
1992/07 Someday Close Your Eyes
1992/07 Someday ep
1992/11 vibEs
1993/05 NEXUS 7
1993/07 MOTHER
1993/11 blind venus
1993/12 Interface
1994/12 starshell (Caspar Pound Remix)

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 もう一方の「ダンスとロックの融合」であるマンチェを現代日本に蘇らせるLOVEFLAREのアルバムを買う。もろにSTONE ROSESやPrimal Screamリバイバルなんだけど、あの頃の音楽を聴いていた者にはとても懐かしい1枚。ただしボーカルのヘロヘロ具合は筆舌に尽くしがたいものがあります。

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 あ、マンチェで思い出したけど、三浦イズルのフロム・レイクサイド・トゥ・ホールワールドなアルバムはどうしちゃったんだろう? リリース情報も更新されていないようだし・・・。期待してたのになぁ。

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 Phantom Planetthe strokesみたいな音になってた。そこまで露骨に時流に乗ろうとしなくても・・・。

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 「素敵コンピレイション」GUITAR ROCKを買ってみた。これを聴いていると昔のギターロックとは違う時代になったのだなと実感。昔(と言っても10年とか5年くらい前)なら「Brand New Skip Decoration」とか(現COOKIE SCENE編集長の)伊藤英嗣さんがコンパイルした「Ask The Sky」のようにほとんど英語になると思うんですが、この「素敵コンピレイション」は全てのバンドが日本語詩。こういう所にも時代の流れを感じます。Mr.CHILDRENと言う大きな存在以降の。
04/02/17
お買い物日記
Aaron Sprinkle 「Lackluster」
 正直誰? って感じなんですが、SSWみたいです。(アコースティック)ギターを中心とした比較的アコースティック色の強い曲が多いです。かと言ってギター1本弾き語りという感じでもなく、バンドスタイルでの曲ももちろんあり。ブレンダン・ベンソンみたいに南部のイメージはなく、ジェイソン・フォークナーほど洗練されていない、彼らとは別の印象を受けます。

MagnumBOWLG 「あの風」、「五月」
 意外としっかりとした歌心を持っているのかな? 下北のバンドにありがちな勢い重視ではなく、バンドとして作りこめているのかなーという感じがしなくもないです。

orangenoise shortcut 「Pop Quiz Cider」
 密かなフリッパーズフォロワー。しかも「three chairs」ではない「カメラトーク」時代のそれ。ゲームミュージックを作っていたらしく、小さくまとまっちゃったかな、という感じはします。

PIA FRAUS 「in Solarium」
 買う前にタワーレコードの視聴機で聴いてたんですけど余りのマイブラさに思わず笑ってしまい、隣の人に変な目で見られました。シューゲイザー from エストニア(アメリカ経由)という何かぐるりと1周回っている感があります。微妙なさじ加減のエレクトロニカが僕にとっては良い具合です(エレクトロニカは余り好きじゃないんですよねぇ)。

TENNIS 「Your Friend in Sound」
 帯にも書いてありますけど彼らは絶対に硬式テニスじゃなくて、間違いなく軟式テニス。ガンガン剛速球を打ち合うタイプじゃないですね。全体的にUSパワーポップからの影響を見て取れて、ムーグを使っている曲はRENTALSっぽいかな。でも北欧らしいキラメキも満載。

THE MELIGROVE BAND 「Let it grow」
 ジェリーフィッシュ meets ビーイボーイズ? 確かにメロディはポップですね。もうええねん、っちゅーくらいにパパパコーラスが多用されていて、その直向さには頭が下がる思いです。

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 アクターズスクール広島Perfumeの出身スクール)で「モノクロームエフェクト」のサビが聴けます!(いきなり、しかもエンドレスで流れるので要注意) 早く3月7日が来ないかなぁ。まかり間違って売れちゃったりしないかな。

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 BlackmailというバンドのCDを視聴しようと思ったら音が飛んじゃって聴けませんでした。で、パッケージを見てみるとCCCD。たまたまかも知れませんけどね。たまたま。

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 知らんかった・・・。あっちはAmazonの影響が大きいんでしょうね。