02/04/01
YUKI 「PRISMIC」

 これ、何かというとYUKIの「PRISMIC」の参加アーティストなんですけど、いわゆるJ-POPの範疇には含まれないような人ばかりです。とても元ジュディー・アンド・マリーのボーカルとは思えません。

 多種多様な人とコラボレーションをして、実際にズボンズのリズムオリエンテッドな曲やアンディ・スターマーのメロディアスな曲があったりバラエティに富んでいますがバラバラな印象は受けません。
 それはYUKIの歌声をメインになっているからなんですね。どんな曲であろうと特徴のある声が入るとそれだけでYUKIの曲のように聴こえます。例えばcorneliusなんかはほとんど全てを自分で作り上げてしまうからトータルとして小山田圭吾を出せばいいんですけど、YUKIはそういった類のアーティストとは違うから周りを歴戦の猛者で固めて自分はボーカルに専念する。それがいい結果に繋がったのだと思います。

 このアルバム、傑作ではないですけど、なかなかの佳作かと。

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 Angeliqueの活動再開が無期延期になりました。また後日取り上げるつもり。
02/04/04
『さよなら…』その言葉は言えずに『またね』と言った
 オフィシャルサイト(現時点では既にアンオフィシャルサイト)によるとAngeliqueの活動再開は無期延期になるようです。事実上解散になるような気がしますが、返す返す残念でなりません。

 ユニゾン全盛のガールズグループの中でハーモニーを中心にして、アイドルポップスの範疇に収まらない楽曲の数々。確かにアレンジ含めたトータルの完成度では松浦亜弥などには遠く及びませんが、ボーカルに限ってのみ言えば全く引けを取っていないと思います。もうそれらを聴く事が出来ないと思うと、もっと早く彼女らに出会っていたかった気持ちでいっぱいです。

 レコード会社が営利目的の企業体である以上、売り上げの見込めないアーティストの契約を解除するのは理解できます。しかし、全てのアーティストが売り上げだけを目的にしたら、とてもつまらない音楽業界になってしまうでしょう。今の雨後の筍のようなアカペラグループが良い例ですね。
 3人とも音楽を続けるつもりのようなので、インディーズに活動の場を移してでも今の3人のままAngeliqueを継続して欲しいのが正直な所です。別のメンバーでもハーモニーを作り出す事は出来るかも知れませんが、苦楽を共にした3人にしか出来ない共通の意思がハーモニーをより強固な物にしていたに違いないから・・・。

 Angeliqueがこの世に生み出した5枚のシングルを僕は宝物にします。

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 って、冷静に書いてますけど、内心すっごいショック。
 フォーライフの解散以降は表立った動きがなかったため薄々感じ取っていましたけど、実際に事実として目の前に突きつけられると割り切れない気持ちです。アルバムも出していない、ライブもほとんど行っていない、まだまだこれからのアーティストなのに。「おさかな天国」とかくだらないCDを出している場合じゃないよ、まったく。
02/04/09
JUST POP UP
 4月から優香が司会になり、リニューアルされたポップジャム。優香と男性アナウンサーの気合の空回りっぷりは見ていてツライものが感じられたけど、登場アーティストのラインナップには今後に期待。

 今回登場したMO'SOME TONEBENDERPlum Planetsの二組、明らかにJ-POPじゃないんだよね。そして来週はGOING UNDER GROUNDHerman H. & The Pacemakers。特にGOING UNDER GROUNDは「桶川のWEEZER」ってデビュー当時は言われてた新世代ギターバンドなので要チェック。でもちょっとワクワクしない?このラインナップ。あ、僕だけ?

 ポップジャムってSCUDELIA ELECTROとか普段TVで見ることの出来ないアーティストが時々出演したりするので、結構好き。もっと言えば昔の本木雅弘が司会の頃の小山田圭吾とかピチカート小西とかがステージの上でDJをやっていた実験的な匂いが復活すると面白いんだけど。

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 娘。ニュースの神崎さんも気になっているAngeliqueの解散。一方、僕はそんなAngeliqueの出演していたGIRL POP FACTRYの再放送を見逃してかなりブルー。
02/04/15
SUGIURUMN 「Music is key of life」
 初めてかな? 純粋な打ち込み系のアーティストは。僕は根がTMネットワークなので打ち込みにも拒否反応はないんですが、ボーカルが入ってない曲が苦手なせいもあって割と打ち込み系には距離を取っているんですね。クラブとかに行かないからボーカルレスだとどうしても部屋のBGMになっちゃって。
 では何故SUGIURUMNを聴くようになったかと言うと、杉浦英治 aka SUGIURUMNは元々ギターポップ畑の人でして。そんなわけで普段打ち込み系を聴かない僕にも十分すぎる接点がありました。

 1作目の「Life is serious but art is fun」はまだロック的な音が残っていたり、ブレイクビーツが多用されていたりといわゆる『ロックな人が作った打ち込み』に過ぎませんでしたが、2作目の「Music is key of life」は全くのデスクトップミュージック。ロックの欠片もほとんどありません。
 特にタイトル曲の「Music is the key of life」。この曲は僕の2000年ベストソングです。完全なハウスミュージックに元ロッテンハッツ、現HICKSVILLEの真城めぐみのソウルフルなボーカルがこれほどはまるとは。元サニーディサービスの曾我部恵一がボーカルを取っている「WEEKEND」も少し寂しげなピアノの旋律が曾我部の声質と相俟ってなかなか良い雰囲気を作り出しています。

 最近ではリミックスの仕事も数多いようで、浜崎あゆみのリミックスなんかもしているそうです。

■ 主なディスコグラフィ シングル / アルバム
1999/05 Everlasting Teenage Music
1999/08 Life is serious but art is fun
2000/09 Music is the key of life
2000/11 WEEKEND
2000/11 Kill Your Turntable (海外向け再編集アルバム)
2000/12 Music is key of life
2001/12 Night Music
2002/02 Life Ground Music
02/04/21
岡村靖幸トリビュート 「どんなものでも君にかないやしない」
 今、一線で活躍しているアーティストで岡村ちゃんに影響を受けていると思われる人たち、及川光博スガシカオCHARA浜崎貴司と言った有名どころは参加してませんけど、これはこれで若さがあふれていて岡村ちゃんテイスト溢れる作品になっています。
 参加アーティストは以下の通り。


 くるりやクラムボンが参加した時点でアレンジ面では岡村ちゃんのファンキー路線を望むべくはないんですよね。参加したアーティストが岡村ちゃんへのリスペクトを示しつつ、自分たちの色を出せれば面白い物になると思うんです。そう言った意味でみてみると・・・。
 くるりはちょっと逃げてるかなぁ。岡村ちゃん本人の声を残してるみたいなのでリミックスに近いのかも。栗コーダーカルテットが面白いです。リコーダーて。ニーネは青い青いギターポップ。岡村ちゃんの青春らしさを出していて良い良い。Lyricoはオリジナルアレンジに雰囲気が近いかな。

 こうやって千差万別のアレンジになって際立つのは、岡村ちゃんのメロディの良さですね。でも、プロデューサー業に落ち着いた岡村ちゃんは見たくないなぁ。
02/04/23
Primal Scream 「Come Together」
 ボビー・ギレスピーの「ただ好きな音楽を演る」バンド。それがPrimal Scream
 「I'm losing more than I'll ever have」のアンディ・ウェザオールへのリミックス依頼の経緯を知らないんですが、明らかに当時のボビーはドラッグ中毒でしたからレイヴシーンの音楽を自らに取り入れようと考えたのは容易に推測できます。そして誕生したのがエポックメーキングな作品となった「loaded」、そして「Come Together」。

 今のBomb The Pentagonと唄っているボビーからは想像できないピースフルな曲調がチャカポコしたリズムと相まって、聴いていると非常にハッピーな感覚が沸いてきます。それはドラッグによるトリップ感覚でもあるのでしょうけど「Come Together」を初めて聴いた時には、「これが僕の聴きたかった音楽だ」って大げさじゃなく思いましたね。ダンスでギターポップでスイートで。10年経っても色褪せない、ロックとダンスの融合。まさに90年代を代表する1枚に間違いないです。

 プライマルってマンチェでもないシューゲイザーでもない、かと言ってテクノ系かというとそうでもない。唯一無比な存在なのかも。

■ メンバー
Bobby Gillespie (Vo)
Andrew Innes (G)
Robert Young (G)
Martin Duffy (Key)
Gary "Mani" Mounfield (B)
Darrin Mooney (Dr)
Jim Hunt (Horns)
Duncan Mackay (Horns)

■ 主なディスコグラフィ シングル / アルバム
1987/09 Sonic Flower Groove
1989/07 IVY IVY IVY
1989/09 Primal Scream
1990/02 loaded
1990/08 Come Together
1991/06 Higher Than The Sun
1991/09 Screamadelica
1992/01 Dixie-narco ep
1994/02 ROCKS
1994/03 Give out but don't give up
1997/05 KOWALSKI
1997/07 Vanishing Point
1997/10 echodek
1999/11 swastika Eyes
2000/01 XTRMNTR
02/04/27
COALTAR OF THE DEEPERS@ell. FITS ALL
 ニューアルバムの曲をメインに据えつつ、昔の曲もあり盛り上がる曲もあり、良いライブの典型でした。・・・みたいな理論的な感想は割とどうでも良くて、すっごく楽しかった。
 前の方に大人しめの女の子が多かったせいもあってちょっとまったりしてたんだけど、後半はなかなか盛り上がっていたのではないかな。もっとも僕は最初っから盛り上がってましたけど。

 こういう感じのウォール・オブ・サウンド(フィル・スペクターじゃなくてね)ど真ん中のライブってJESUS AND MARY CHAIN以来見てなかったから、久しぶりに音の洪水にただただ身を委ねて気持ちが良かったです。やっぱりモーニング娘。のライブみたいにあれこれ考えながら見てちゃダメですね。何も考えずに楽しむ。これがベスト。