02/05/01
I GOT THE FEVER.
 久しぶりに昨日買ったCDなんぞを。

oasis 「The Hindu Times」
 oasis節がド炸裂。"Cos God gimme soul and all rocknroll"って歌詞も凄くoasisっぽい。でも、聴いてみるとやっぱりoasisはoasisだなぁって感じは強い。

■ MONOLAND 「cooning」
 2chのマイブラスレに名前が挙がっていたので、ずーっと前から探していてようやく購入。所々音響系が顔を出してポストロックっぽくなる所もあるけど、ギターをメインにした曲はかなり良い。と言うかマイブラ。

ソフトタッチ 「セイリョウカンベットタウン」
 前はWEEZER直系のパワーポップバンドだったのに、何て言うのかなぁ、ギターポップなサニーディサービスって感じ? ちょっとフォーキー風味をプラスしたのかな? 僕は前の方が好きだけど、これはこれで優しい音になっていて良いかも。

■ SPY KIDS 「スパイキッズ」
 スパイキッズって映画がありましたが、その映画の日本版テーマソング(?)を唄うために結成されたU-15な感じのアイドルグループのCDです。メンバー的にグッと来る物はないんですけど、作詞作曲アレンジ演奏すべてを日本最高のギターポップバンド(だと僕は思っている)PLECTRUMが手がけているので購入。うん、まぁ、アレやね、唄は若々しいね。

■ G-Ampere 「FLAT」
 帯にCOALTAR OF THE DEEPERSのナッキーのコメントがあったので、速攻購入。オルタナテイストを持ったメランコリックなギターバンドですね。よく分からない説明ですが。数多くいるバンドスタイルなのでどこまでオリジナリティを出せるかが勝負でしょうね。

SPANK HAPPY 「ANGELIC」
 何となくエスロピに感化されているみたいですけど、そこそこ好きでした。河野伸とハラミドリがいた頃から。僕は前作のインターナショナル・クライン・ブルーの方が好きだな。ピコピコしたシンセが気持ち良いし。
02/05/03
堂島孝平 「SKYDRIVER」
 堂島くんをちゃんとCDで聴いたのは初めてなんだけど、良いです。かなり良いです。
 ギターポップ/ネオアコの系統に位置しつつ、それだけに収まらず普遍的なポップスとして聴けますね。聴く前はもっとJ-POPな感じだと思ってました。ソフトロック/ソウル/歌謡曲なんかを上手く取り込みつつ、ポップスとして消化できてるんじゃないかな。この「SKYDRIVER」は青い空のジャケットが印象的なんだけど、そんな青空のような抜けの良い楽曲が揃ってます。「ロンサム・パレード」、「涙をとめろ」、「センチメンタル・シティ・ロマンス」あたりはかなり好き。
 KinkiKidsにも楽曲を提供しているようで、堂本兄弟にも出演しているそうです。ひょっとしたらブレイクするかも。しない気もするけど。

 実は中古で580円で買ったんだけど、大当たりのCDでした。
02/05/12
new world
 ネタがないので僕の新たな音楽の探し方でも。

1. スカパーの音楽チャンネルでのPV放送
SPACE SHOWER TVVIEWSICMUSIC JAPAN TVなんかを丸々1日見ていると1〜2曲は「おっ」と思う曲があるはずです。この方法の最大の利点は音を実際に聴く事が出来るです。

2. 好きなアーティストが好きだと言っているアーティスト、影響を受けたアーティストに注目する
きっかけはCMソングでもTVのオープニングでも何でもいいんですが、誰でも1人や2人くらいは好きなアーティストがいますよね。そのアーティストからアンテナを広げます。
例えば一番例に取りやすいのがBUMP OF CHICKEN。「天体観測」の大ヒットでいわゆるJ-POPな人たちにも知名度がありますが、この人たちの本質はインディーなロックです。多分、インタビューでもRADIOHEADoasisVelvet Crush辺りが好きだって言ってるんじゃないかな?そこら辺をチェックすると新たな音楽に触れる事が出来ます。

3. キーワード検索
雑誌のレビューやショップのポップなどで自分が好きな音楽に近いキーワードを探します。例えば僕ならギターサウンドとかグルーヴとか古い所ではポスト・フリッパーズとか。oasisとELECTRIC GLASS BALLOONはこれで当たりました。

4. ショップの視聴機の活用
タワーレコードなんかだと大体似たような系統でまとめられているので、片っ端から聴きまくるのもアリです。僕の場合、最近はこれでCDを買うケースが多いです。店内でかかっているCDは要注意です。店員に誰のCDか聞くほどテンションが上がっても、実際に家で聴くとあれっ?って場合が多いです。何故だ?

5. 口コミ
友人・知人からのこれいいよってお勧めも時にはヒットします。僕はくるりを優さんのお勧めで聴くようになりました。オフラインでの付き合いならCDを貸してもらったりも出来ますし。

番外. 雰囲気
アーティスト写真やジャケット、曲のタイトルなんかで博打を打ちます。ほとんど当たりませんが、その代わり当たった時の嬉しさは自分を褒め称えたくなります。

 取っ掛かりは何でもいいですが、やっぱり実際に音を聴いて判断した方が失敗は少ないですね(当たり前
02/05/17
WINO 「Devil's Own」
 ぶっちゃけた話、The Charlatansですわ。oasisですわ。でも、僕は別にそれでいいと思うんですよ。シャーラタンズだってデビュー当時はInspiral Carpets+Stone Roses=Inspiral Rosesとか言って散々バカにされてたじゃないですか。それが今でもしっかりと活動を続けていて評価の高いアルバムを発表していますよね。要はダンスグルーヴや歌ものメロディといった意匠を自分たちの血肉に出来るかどうかではないでしょうか。

 WINOを見てるとその辺が歯痒いんですよ。WINOで初めて楽器を手にしたメンバーもいて元々音楽的な素養はあまりないと思うので、変に「シャーラタンズではないもの、オアシスではないもの」を生み出そうとして迷っているように見えます。「Dirge No.9」なんて聴いていて辛かったですし。もっと素直になれ、と。今、日本でダンスグルーヴをここまで具現化した "ロックバンド" ってWINOの他にあまり見当たらないのでもっとその方向を押し進めれば良いのではないかと。oasisだって曲のバリエーションはそんなに多くないんだし。

 もっと腰にくるようなロックを聴かせてよ。 'Cause I alway need the groove.

■ メンバー
吉村潤 (Vo)
久永直行 (G)
外川慎一郎 (G)
川添宏之 (B)
黒沼征孝 (Dr)

■ 主なディスコグラフィ シングル / アルバム
1996/12 Return of Guitarlightnin' Horrorsmilin' (コンピレーション
1998/05 Devil's Own
1998/07 WATERMARK
1998/09 Devil's Own [mix no.4]
1998/12 loaded
1999/02 Useless Music
1999/05 Ain't Gonna Lose
1999/10 TOMMORROW
1999/12 WINO
2000/03 The Action (All I really want to do)
2000/08 Sullen Days
2000/12 太陽は夜も輝く
2001/04 new dawn F
2001/05 DIRGE No.9
02/05/23
田中理恵 「Raison d'Etre」
 娘。かこちらかどちらに書くネタか微妙な所がありますけど、とりあえずこちらに。

 どうやら、このCDはアニメのED曲らしいんですが最近のアニメは全然知らないので「ちょびっツ」なるアニメがどんな作品か、また田中理恵も声優らしいということくらいしか知りません。
 そんなアニメ事情に疎い僕が何故このCDを買ったかというと作曲、アレンジが永井ルイさんなんですね。永井ルイさんといえば乙女心溢れるサウンドで野郎のハートをがっちり掴んだタンポポのアレンジで有名なんですが、この曲も永井ルイさんの魅力全開のポップスフレーバーが満載です。曲の持つ雰囲気はタンポポの「乙女 パスタに感動」そのもの。派手すぎず、それでいて印象的なギターや多重コーラスも十分堪能できる、お勧めの1曲になっています。

 C/Wのキーボード奏者の「Shin Kono」は河野伸さんかな?
02/05/26
WEEZER@名古屋厚生年金会館
 松浦亜弥と同じ会場なんだね。どっちが凄いのか微妙な所ではあるんだけど。

 オープニングアクトを勤めた検索しづらいバンド名ランキング第3位のAM RADIO。ボーカルのいい人っぷりが楽しい。最前列の客とは握手してるし、途中で客席に降りてきて女の子の肩を抱きつつ席に座りながら唄ってて。極め付けが1階ホールの真ん中ぐらいまで通路を通ってぐるーっと一回りしてるし。
 曲はありがちなエモっぽいオルタナバンドだけど、最後の方の曲はポップでなかなか良かった。国内盤は未発売だろうけど、輸入盤を会場で売ればいいのに。売ってたら買ったかも。

 で、メインのWEEZERだけど・・・。不完全燃焼。椅子のあるホールだから、どうしても観客の盛り上がりが分散しちゃうんだけど、それ以上に不完全燃焼の原因が。
 リヴァースたちフロントの3人が1曲ごとにギターやベースを持ち替えるんですよ。持ち替えるというかチューニングの関係で2本のギターを交互に使っているみたいで。そんな事をするから曲と曲の間が開いちゃって、せっかく暖まった客がクールダウン。MCをしたりするけど英語だから全部は分かりゃしないし。「buddy holly」とか1stアルバムの曲もやったし曲単位では盛り上がるんだけど、それが持続しなくて。
 最後の方は早く終わらないかなぁなんて考えちゃった・・・。

 名古屋にZeppを作ってくれ〜。
02/05/31
Teenage Fanclub 「Star Sign」
 今では若干ルーツ方面に向かって枯れた味わいを出すバンドになっていますけど、デビュー当時はノイジーなファズギターに甘い甘いメロディを載せたポップな楽曲が多くて、日本でもかなり人気がありました。バンド少年に与えた影響も大きく、Teenage Fanclubっぽいスタイルの曲を演奏するアマチュアバンドはイベントに行くと今でも必ず1つや2つはいます(あともう1つ大きな影響を与えたバンドはVelvet Crush)。ギターバンドが一時メロディ指向になったのはやっぱりTFCの影響だと思うし、oasisなんかも影響受けまくりですね。

 基本的にTFCはギミックの少ないバンドだから語る事が少ないんですよ。「ギターとグッドメロディ」だけだから。ダンスビートを取り入れるわけでもなく、バンド内でケンカがあるわけでもなく。グラスゴーって土地柄なのか分かりませんけど、ビッグになってやるとか上昇志向とかも全然感じなくて。ただ良い曲を作りたいとう、まるで仙人みたいな人たちです。

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 日本でライブの打ち上げを居酒屋でしている時に見ず知らずの人間に「バンド名を付けてくれ」と言われて、ちゃんと付けてあげる優しいTFCのメンバー。ちなみにその名前は『PLECTRUM』。