02/08/06
岡村靖幸 「マシュマロ ハネムーン」
 CAPTAIN FUNKとのコラボレーションとなった、現時点での岡村靖幸名義の最新シングルが「マシュマロ ハネムーン」です。と言っても既に1年以上前の作品ですけど。岡村ちゃんと言えば和製プリンスとも言われたようにかなりファンキーだったわけで、そういう意味ではCAPTAIN 『FUNK』との邂逅は運命的だったのかも。もっとも岡村ちゃんは音楽的にファンクミュージックの影響が強いからファンキーだっただけではないですけど。CAPTAIN FUNKの「Song of The Siren」とは違う、それまでのCAPTAIN FUNKの作品に近いバウンシーなリズムが岡村ちゃんの曲に合っているんですが、岡村ちゃん自身が太ったからなのか声に張りがないように感じるのが残念です。

 実は昔からすっごい好きなんですよ、岡村ちゃん。TMネットワークが好きだったので小室哲哉→渡辺美里→岡村ちゃんってラインで辿り着いたんですけど、第一印象は何だこの人は?って。手の動きとか変なんですよ。PVでもキメキメだけど変なフリで踊っていたかと思えば普通に戻って女の子にチョッカイ出したりしてますし。カチッと作り上げたカッコよさではなくて、変なカッコよさ? 何時の間にか岡村ちゃんに夢中みたいな。
 岡村ちゃんの凄い所はヘポタイヤーに代表される訳のわからない言語感覚にある事は間違いないと思うんですが、その訳のわからない歌詞をメロディに乗せるリズム感も見逃すことは出来ません。「請願書読んだマイフレンド 本妻すんならあの娘に決めてんだ」なんて歌詞をメロディに乗せてサラッと唄うのはなかなかマネできないんじゃないですかね。

 さて、岡村ちゃんといえばアルバム「家庭教師」で天才の名を欲しいままにしましたが、その後は忘れた頃にシングルをポツリ、また忘れた頃にシングルをポツリと仙人のような活動をしています。しかーし、最近はmegという女性アーティストの作曲・プロデュースをしたり(2ndシングルは「イケナイコトカイ」のカバーですし)、AJAPAIに歌・作曲で参加したり、いきなりTVブロスのインタビューにも答えています。それによるとアルバムのレコーディング中だとか(数少ない友人の吉川晃司もラジオでそんな事を言っていたらしいです)。岡村ちゃんの産みの苦しみは詩(妄想とも言う)を現実が追い越しちゃった事によるんですけど、マシュマロハネムーンは当り障りのない詩だったのでアルバムに向けてどんな詩を書いてくるか楽しみ。

■ 主なディスコグラフィ シングル / アルバム
1986/12 Out of Blue
1987/03 Check Out of Love
1987/03 YELLOW
1987/05 Young Oh! Oh!
1987/07 Dog Days
1988/02 イケナイコトカイ
1988/03 DATE
1988/04 Super Girl
1988/09 聖書
1988/11 だいすき
1989/03 靖幸
1989/04 ラブタンバリン
1989/12 友人のふり
1990/02 Peach Time
1990/03 早熟 (ベストアルバム)
1990/07 どぉなっちゃってんだよ
1990/10 あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
1990/11 家庭教師
1990/12 カルアミルク
1991/07 ターザンボーイ
1992/10 パラシュート★ガール
1995/10 チャームポイント
1995/12 禁じられた生きがい
1995/12 Peach X'mas
1996/12 ハレンチ
1999/11 セックス
2000/04 真夜中のサイクリング
2001/03 マシュマロ ハネムーン
2001/03 Oh! ベスト (ベストアルバム)
02/08/13
MYTHRIL 「I Believe」
 世間的な見方はポストZONE・・・なんでしょうね、やっぱり。アイドル畑の娘が楽器を「持たされて」ますし、デビュー曲もミドルテンポですし。ZONEもメジャーデビュー曲はCHOKKAKUがアレンジをしていて面白かったんですけど、その後は堅い路線が多くて。まぁ、それはいいや。
 で、MYTHRILなんですけど何と言ってもアレンジ・プロデュースが永井ルイタンポポの乙女路線とは若干違うロックテイストの強いアレンジになってますけど、良い味出しています。聞いた話だとインディーズ盤は永井さんが好きにやっているらしいので、そちらもチェックしないと。「I Believe」は低音のBメロが秀逸です。全体的にキーが低いんですけど、所々で入る高音のコーラスとか凄い良いですよ。最近こういうユニゾン以外で唄うグループはあまりいないですし。C/Wの「Ways of Love」は作曲が永井さんという事もあるんでしょうけど、全体的なポップ感とか多重コーラスとか永井さんのアルバムに入っていてもおかしくない曲です。リミックスが収録されているインディーズデビュー曲の「ADVANCE」もかなり多重コーラスっぽく仕上げているのでコーラスを自前でやりますっていうのを売りにすると他と差別化が図れて面白くなりそう。
 多分、売れてないと思うんですけど下手に職業作家に任せたりせず、このまま永井さんとのコンビは続けて欲しいです。是非!

 イベントには永井さん自ら足を運んでいるそうなので師匠と弟子みたいな関係なのかな?
02/08/17
「CD」ちゃうからね<CCCD
 いや〜、遂に家にもCCCDがやってきちゃいました。ぶっちゃけ、avexで定期的に買っているアーティストはパッと思いつく所だとatamiだけだからCCCDを導入しても良いかなぁって思ってたんですけど、他のメーカーも追随してきてて・・・。東芝EMIワーナーミュージックポニーキャニオンがCCCDを導入してまして。で、ちょっと前に何気なく買ったHi-5CD円盤がCCCDでした。何もこんな売れないアーティストをCCCDにしなくても。
 音が劣化しているだとかドライブに悪影響を与えるだとかRedBookに準拠してないだとか問題山積みなんですけど、一番の問題はそれらがオープンにされてない事なんじゃないでしょうか。確かにavexのサイトとかにはニュースリリースが載っているんですけど、浜崎あゆみのCDを買っている人でそれを読んでいる人はごく一部でしょう。こういうのが好きそうなロッキンオン系の雑誌でもほとんどCCCDに関する記事を目にしたことがないですね。当然音楽雑誌なんてものは広告費で大部分の収入を賄っているわけでメーカーに不利になるような事は書かないでしょうし。萩原健太さんくらいじゃないかな。
 それとミュージシャンサイドからもほとんど否定的な話が出てこないのもなんか、こう、ね。宇多田さんのお父さんぐらいじゃないですかね、CCCDに「ノー」を出したのは(だから東芝EMIがCCCDを導入しても「deep river」は通常のCDだったわけです)。坂本教授とかも何も言ってないのが不思議ですね。

 コピープロテクトを入れようが入れまいが別にいいんですよ。買うCDは買いますし、買わないCDは買わないですし。ただ、今のCCCDのようにプロテクトとして用を足していない、CDとして成り立っていないCCCDは我々ユーザーにとって百害あって一利なしだと思いませんか。

 「わしゃPCで聴かないから関係ないべ」って人はこちらのインプレスのページを見てみてください。
02/08/24
Ben Kweller 「Sha Sha」
 雑誌とかでもボチボチ紹介されていますけどアメリカの二十歳そこそこのシンガーソングライター、ベン・クェーラー。二十歳そこそこって事は子供の頃にグランジなんかを通過している可能性があるわけでそれってやっぱり大きいよね、などと思ってしまいます。ホラ、僕も子供の頃に見てたアニメとかの主題歌は未だに口ずさめたりしますし。
 音はカレッジ系ど真ん中でCDのポップとか雑誌記事には大体「BECKWEEZER」と紹介されているんですが、かなり当たってますね。と言ってもBECKとWEEZERを混ぜ合わせた感じではなく、この曲はBECK風、この曲はWEEZER風ですけど。まぁ、中には「おいおい、これWEEZERのコピーちゃうか?」って曲もあって若いというか青いんですけど若気の至りということで大目に見ましょう。でもパワーポップありフォーキーなロックありと面白いですよ。曲も結構書けてますし。
 アメリカのシンガーソングライターというとジェイソン・フォークナー然り、ブレンダン・ベンソン然り、ベン・フォールズ然りわりと年齢高めの印象があって(ベン・フォールズは見た目だけかも知れませんが)若い人はエモとかヘヴィー・ロック方面に行ってしまうんですが、彼のように若い人が出てくるのは嬉しくなったりします。