04/04/02
Tim Burgess 「I believe」
 知っている人は知っている、マンチェスター・ムーブメントを生き抜いた数少ないバンドThe Charlatansのボーカル、ティム・バージェスのソロアルバム。シャーラタンズはキャリアを重ねるごとにアメリカ南部のノリを色濃く映し出していますが、そこはやはりシャーラタンズ。シャーラタンズからハモンドオルガンを抜くわけにはいきませんし、ダンスビートのグルーヴ感もそう。「シャーラタンズはこうあるべき」という枠がどうしてもあります(それはバンドとして当然の事ですが)。で、それを取っ払ったのがこのアルバム。当然の事ながらアメリカに移住しているティムの今の嗜好がダイレクトに反映されています。カントリーあり、ソウルあり、ポップソングあり。「Say Yeah」のポップさと言ったらそれはもう。知らずに聴いたらJason Mraz辺りに繋がるSSWの新人だと思いそう。毒気と言うか圧倒的なものはあまり感じませんが(スッと聴ける)、良い感じのアルバム。
 ファルセットは気にならない。と思う。

---

 この調査結果のポイントは「調査して結果が出た」という事実。まぁ、どちらにも寄った結果が調査ごとに出るのは致し方ない所なんだけど、実際にこういう結果が出ているのは見過ごす事は出来ないと思う。
 にも書いたし、記事にも

ファイル共有という手段がなければアルバムを購入する、といったタイプの人たちではなさそうだ

と書いてあるように、買わない人は買わないんだって。ファイル交換出来ない→買うじゃなくてファイル交換出来ない→買わないなのよ。単にレンタルが繁盛するだけでしょ?

---

 コピーコントロール推進派の方々は、コピー可能な宇多田ヒカルのベストがバカみたいに売れてるのはどういう風に見てるんかね。ファイル交換なんてのは市場原理と同じでメジャーな物ほど該当ファイルは増えていくわけで、宇多田ヒカルのファイルなんてごまんとあると思うよ。それなら売上も極端に落ち込むはずなんだけど。こういう都合の悪いデータは見てみぬふりなんだよねぇ。
04/04/06
Dirty Ol'man
 新しモノ好きの僕としては当然を試してみました。仲間内で音楽を共有(ストリーミング再生、って考えれば良いのかな?)できるって事で上手く使えば色々と面白いんじゃないかと思いまして。例えば今の僕のラジオの代わりにこれを使うとかね。
 で、まぁ、入れてはみたんですが、コミュニケーションツールなので相手がいなけりゃ始まらない。ところがまだβ版なのでほとんどの人が使っていないかつ現状ではWindowsXPしか対応していない、そして最後のが一番痛いんですが3°を使うために必要なIPv6とWindowsXP標準のPPPoEがコンフリクトしてて、XPのPPPoEを使ってネットに繋ごうとするとフリーズするらしくて(XPのPPPoEはIPv4対応だから仕方ないんですけど)迂闊に人に薦められない状況です。と言う事でインストールしたものの、全然使っていません。ショボーン。
 せめて今のMSN(Windows)メッセンジャー程度の普及率とOSの誤差の吸収が必要。

---

 Shoutcastを使用したラジオは2バイトタグが表示されないとか(もっとも今はプラグインの関係上、何も表示されませんが)1分近くディレイが発生しているとか色々改善したい点もあるので、Icecastとか別の方法への移行も検討してはいるんですけどね。

---

 m-flo loves BoA、めちゃめちゃ良いわ。CCCDじゃなければ買うのに。と言うかLISAが抜けてからのm-floは全体的に面白い。

---

 地元豊橋出身という事で注目していたLOOSELYに新たな情報が。どうやらボーカルとは同じ中学っぽい。しかも町レベルで同じ区域。いつも行く美容室にサイン色紙が飾ってあってちょっとビックリ。
04/04/09
中島美嘉 「コンサートツアー2004 "LOVE"」@アクトシティ浜松
 いやー、静かなコンサートでした。なぜ君らは直立不動で見ているんや! と聞いて回りたい、そんな感じ。僕は13列目で見ていたんですが、12列目でオペラグラスで凝視する女の子。いや、そんなに遠くはないから普通に見えるんだけど・・・。僕は控えめにノリノリでしたよ!

 開演前のBGMがジャズだったので、今の中島美嘉のテイストに近いジャズアレンジに変わっているかと思いましたが、そうでもなかったです。1曲目、2曲目はウッドベースでジャジーな感じが色濃く出ていましたが、それ以降はそうでもなかったです。どちらかというとソウル色の方が強くなっていたかなぁ。バンマス河野伸氏の影響でしょうかね。1曲、ダンスクラシックスみたいなアレンジの曲があって、すげーカッコよかったです。
 中島美嘉の歌って繊細なイメージがあったんですが、意外と声量があるというか少なくとも繊細という印象はステージからは受けませんでした。音程がよれている箇所が何箇所かありましたので喉自体は強くない方なんでしょうけど、CDや見た目から受けるイメージとはかなり違いました。少なくともバックの演奏に負ける事はありませんでしたよ。いやー、中島美嘉カッコいい。

 ツアーパンフがすげー。出来としてはほとんど写真集。

---

 先日robさん3°(threedegrees)を試していたんですが、コレが面白い! 思っていた以上に面白い! 複数の人数の音楽ファイルを皆で共有する形ですが、1台のプレイヤーに対して皆でディスクを持ってきている物を想像すると分かりやすいかも。あくまでプレイヤーは1台です。だから誰かが勝手に再生する曲を選択したり一時停止したり曲を追加したり出来ます。どんな曲が追加されるか分からないワクワク感はたまりませんよ。他のメンバーの音楽ファイルは音質が64Kbpsになってしまいますけど、あまり気にならないくらいに面白い。興味のある方は是非!
 ってrobさんと同じ事を書いてますが!
04/04/10
海外盤CD輸入禁止に反対する
 輸入盤を締め出した所で消費者には一切の得はなし。得をするのはレコード業界のみ。しかもCD Wow!がそうであったようにひょっとしたらAmazon".com"が日本に対して輸出しなくなる可能性がないではなくて、鎖国かっちゅーねん。
 僕が買っている海外アーティストはそれがCD-DAかCCCDかは抜きにして比較的国内盤が出る可能性が高いわけなんだけど(先日買ったベン・クウェーラーの2ndアルバムも国内盤)、実際問題としてそういうアーティストばかりではないわけじゃない。むしろ国内盤が発売されない方が多いだろうし。そういう音楽を聴いている人達にとっては本当に死活問題になりかねない。こんなもので文化を守れるとは思わない。もし仮に日本国内から全ての輸入盤が姿を消したら、そっちの方がよっぽど文化が死ぬと思うよ。ファッキン・ライト。

 ロッキンオンとかの雑誌には輸入盤のレビューが載っていても今回もスルーなんだろうな。COOKIE SCENEは取り上げるだろうけど影響力ないしなぁ。

---

 結構難しいよね、今回の輸入権問題。こいつを導入する代わりに再販制度を廃止すれば良いかっちゅーと、そうもいかない。恐らく輸入権が制定されたら今後は海外盤=CD-DA、国内盤=CCCDというパターンが増えてくるのが明らかで、そうすると我々には高いか安いかだけの欠陥品しか手元に残らないから。RADIOHEADの時みたいに輸入盤(CD-DA)が規制されて右往左往するのが日常の光景になるんだろうね。
04/04/13
最悪だな、「発売にブレーキ」って
 先日PLECTRUMの「prom night」というCDを買いました(名盤!)。LOVE&PEACE RECORDSという知らないレーベル(住所が同じだからこのLOVE&PEACEのCD部門だと思います)から発売されていまして、このCDはRETURNABLE、つまり返品可能な事が明記されています。しかも返品の理由が不良品などの一般的な返品理由だけではなく聴いてつまらないから返品するというのもOKなんです。同封されているアンケートの返品理由の設問の回答は以下のような内容です。結構ストレートな選択肢でしょ?

1.曲が嫌い 2.詞が嫌い 3.ジャケットが嫌い 4.価格が高い


 僕はPLECTRUMを聴き始めてもう8年(!)にもなるのでどんな感じの音になっているかは大体想像出来ますが、前作の「sorry」から2年半以上のブランクがありますからその間にこういう音楽に興味を持った人もいるでしょう。いきなり知らないバンドのCDを買うのはちょっと・・・という人にとっては返品OKという宣言は結構良いアピールになるんじゃないですかね。特にインディーズのCDはTVやラジオで耳にする機会が少ないため、博打の要素がかなり強いです。昔に比べればWEBサイトで音源が聴けるようにはなっていますけど、それでも全てのアーティストが視聴用に音源をアップしているわけではないですし。

---

 でも邦楽って洋楽(洋楽ってくくりは拙いな。海外アーティストの海外公式サイトね)に比べてWEBサイトで視聴できるケースが少ないように思う。向こうの人のサイトって1曲丸ごとアップとかPV丸ごと再生とか別に珍しくないもんね。

---

 中島美嘉は「Love Addict」と言い「SEVEN」と言い、どうして僕が気に入る曲の時はTVに出ないかなー。それはレーベルゲートを僕に買わせるための作戦なのか?!

---

 jonoさんが取り上げていたAlan Breyを通販で買ってみました。いやー、これ良いっすねー。今の季節にぴったり。この人の他のCDが欲しくなっちゃった。