07/07/07
Perfume 「ひこぼし☆募集中」@代官山UNIT
 開場前にUNITの前にいたらサエキけんぞうを見かけちゃったの。すわ、新世代テクノポップアイドルPerfumeを見に来たのか?! と思ったら違ったようで。パール兄弟とかほとんど聴かないけど何か得した気分。あとCOALTAR OF THE DEEPERSナッキーが見に来てたそうで、ちょっと見てみたかった。

01. チョコレイト・ディスコ
02. コンピュータ ドライビング
03. コンピュータシティ
04. リニアモーターガール
05. カウンターアトラクション
06. Twinkle Snow Powdery Snow
07. ビタミンドロップ
08. スーパージェットシューズ
09. イミテーションワールド
10. パーフェクトスター・パーフェクトスタイル
11. リアルな乙女の恋心キラリ☆LOVEレボリューションin代官山
はじめてのチュウ (あんしんパパ) / 樫野有香
POP STAR (平井堅) / 大本彩乃
ムーンライト伝説 (DALI) / 西脇綾香
Twinkle Star (HALCALI) / 樫野有香
ほうき星 (ユンナ) / 大本彩乃
明日もいつも通りに (aiko) / 西脇綾香
EVERYDAY AT THE BUS STOP (Tommy february6) / 全員
12. 彼氏募集中
13. エレクトロ・ワールド
14. おいしいレシピ
15. ジェニーはご機嫌ななめ
16. Perfume
EN1. ポリリズム
EN2. スウィートドーナッツ
EN3. wonder2

 何気に「Perfumeだけ」の単独ライブはPefume史上初。今までグラインダーマンなりパンダとササノハなり誰かしらゲストがいたからね。そんでUNIT。ステージを全開にしていない(多分ね。
本来ならこんな感じでギター、ベース、ボーカル、ギターが横一列に並ぶくらいの広さはあるステージだけど、3分の2くらいしか使ってなかった印象)のでデッドスペースが出来てしまったとは言え、平日2日分ソールドアウトは立派。アイドルポップスと言うジャンルが死に絶えた現状ではハロプロを除けばDRMの次くらいの動員力はあるんじゃない?
 女性客が増えたと評判の客層ですが僕が行った金曜日はそれほどでもなかったです。前のアストロの時と同じくらいじゃないかな。その代わりオサレ音楽好きそうな男子が増えた気がします。開演前のBGMを多少でも楽しんでいる人は大体オサレ音楽好きです。若干偏見入ってますが。僕はフロアの真ん中辺りにいたんですが、周りにノリノリで踊っている人(フリじゃなくてね)が多くてもうそれだけで嬉しくて楽しくて。4つ打ちなんて踊らなきゃ損。

 あまり評判が芳しくないであろうと思われる中盤のカラオケメドレーコーナー。New Year Liveの時にもJ-POPのカバーを披露しましたが、あの時と決定的に違うのが今回はそのままのカラオケを使っている事。持ち歌が少ないマイナーアイドルなんかはよくやりますが、Perfumeの場合は持ち歌が足りないわけじゃない。じゃ、何で今になってこんなアイドルっぽいコーナーがあるかと言うと、Perfumeの立ち位置宣言なんじゃないかと。
 今のPerfumeってのはヤスタカちゃんトラックとボコーダーボーカルによってアイドルポップスとしてはとても異質な物になっています(各メンバーの声が聞き分けられないアイドルの歌なんて普通は有り得ない)。そこで次のステップに進むためにアイドル然とした部分を切り捨ててアーティスティックな方向に行く選択肢もあったとは思うんですが、本人達の根っからのアイドル気質(特にあ〜ちゃんの)もあって「アイドル」と言うカテゴライズのまま勝負を挑む決意表明なんじゃないかと。3人の「Perfumeです♪」という自己紹介もやめませんよ、と。歌手活動しかしていない純粋なアイドル歌手がオリコン20位以内に入ったら痛快じゃないか!

 新曲の「ポリリズム」はまだ未完成らしく代官山バージョンとの事。CMのサビから受ける印象通りのスペーシーなハウスミュージック。ロック的な要素とかニューレイヴっぽい雰囲気はほとんどなくて、トラックの方向性としては「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」に近いかな。9月12日が待ち遠しくて仕方がない。

 あら、ヤスタカちゃんプロデュースになってから初めてインストが収録されるわ。

 最初の有名アーティストってのはカエラだろうけど、某ミュージシャンって誰だろう?
07/07/20
COALTAR OF THE DEEPERS 「ゆかりで行く おしゃれツアー'07 夏」@ell. FITS ALL
 開場時間ギリギリまで会場前に人が少なくて結構ドキドキしていましたがボチボチの入り。ボチボチっつっても、前の方はスカスカでしたけど・・・。
 今回のツアーはギター×2、ベース、ドラム、キーボードと言う編成だったけど、このキーボードの人のウェイトがかなり大きい(キーボードっつーか実際にはマニピュレータみたいなものだけど)。ステージ上にMACのノートが2台あってその場で音を読み込んで出してるみたい。かと思えば3D入力デバイスがあるっぽいバーチャルドラムパッドみたいな良く分からん機器をノリノリで叩いていたり、サポートメンバーっぽくない存在感を醸し出していました。
 ナッキーは裸足。ちょっとビックリしたけど裸足。で、ギターを持ってるわけじゃないのにエフェクターを足で踏む仕草をしてるのね(実際にエフェクターがあるかどうかまでは見えませんでしたが)。って事はあれはボーカルマイクにエフェクターをかましてるって事か。声も楽器の1つとは良く言われるけど、まさにそんな感じ。

 あんまり盛り上がってる風ではなかったなぁ。新しいアルバムがガシガシ行く曲ばかりではないから仕方がないのかも知れないけど・・・。

01. Zoei
02. Water Bird
03. Hedorian Forever
04. Serial Tear
05. 913
06. To The Beach
07. Receive Assimilation
08. 夏の行人坂
09. Automation Structures
10. Evil Line
11. Summer Days
12. Aquarian Age
13. Ribbon No Kishi
14. The End Of summer
15. Deepless
16. Blink
17. c/o/t/d
EN1. JOY RIDE
EN2. Hypervelocity
07/07/23
LIVE RING vol.6 「80★PAN!×Perfume×Mi 〜Summer Collection vol.1〜」@E.L.L
 3日前はFITS ALLで今回はE.L.L。倍以上かな? のキャパが埋まってるんだから今回の面子も大したものです。

オープニングアクトAira Mitsuki
 デビューだってのにその曲を歌わないでC/Wを歌う訳の分からないチョイス。そして明らかにPerfumeヤスタカちゃんに喧嘩を売っているとしか思えないトラック&ボコーダーボイス(ちなみにこの子を手がけてるのは80★PAN!と同じ人ね)。Perfumeとヤスタカちゃんが育て上げたエレクトロハウス×ボコーダーボーカル×アイドルという素晴らしい物を横から掻っ攫うようなマネはするでない。

Mi
 Miはどこに行きたいんだろうなぁ。明らかに客がアイドルのノリなんだけど、それで良いの? ってこっちが心配しちゃう。「バンド」としてやりたいのならこういうアイドルファンが多いイベントには出ない方が良いと思うし。

■ Perfume
01. エレクトロ・ワールド
02. おいしいレシピ
03. コンピュータ ドライビング
04. パーフェクトスター・パーフェクトスタイル
05. コンピュータシティ
06. チョコレイト・ディスコ
07. Twinkle Snow Powdery Snow
08. ジェニーはご機嫌ななめ
09. Perfume

 「モノクロームエフェクト」(だったかな?)の申し訳っぽいリミックスをSEにして登場。「ポリリズム」はやらなかった。本当にまだ出来ていないのか・・・。メジャー以降のシングルでは「リニアモーターガール」をやらないのがちょっと残念だったけど、それでもゴリゴリの4つ打ちエレクトロハウスからアイドル色が強い曲まで取り揃えた固いセットリスト。ただ、UNITの時とは客のノリがかなり違っていて、あの時は「コンピュータシティ」でUNITの床が揺れるくらいだったのに今回は手拍子(と一部フリコピ)がメインで一昔前のイベントのようでした。地方で、しかも対バン形式だとまだこんな感じかもね。
 それにしてもこの子らは何年経っても深々とお辞儀をするな。

■ 80★PAN!
 バックバンドが付いてガールズロック路線にシフトチェンジしたハレパンですが、基本的にあんまり変わってないね。バックバンドが付いても基本同期だし。プロレスラーのギミックチェンジみたいなもんですかね。あとベースの人はスラップが不得手なら無理してやらなくても良いと思うの。

 Perfume本人もMCで言ってたけど名古屋のちゃんとしたライブハウスでやるのは初めてで、ちょっぴり人の目が恥ずかしい店内スペースやオープンイベントではないライブハウスは良いなと身に染みました。