04/11/21
RAM RIDER 「MUSIC」
 何度か書いている通り僕はTMネットワークチルドレンですが、今になって思うとTMがきっかけだったのは色々と都合が良かったなと思う所が多々あるわけです。今でこそ異ジャンルの交配は日常的な光景ですが、当時はそれぞれのジャンルのファンは他のジャンルをそれほど聴かなかったものです。そこでTMです。TMは当時としては珍しい打ち込みとロックの両方をやるユニットでした。なので僕は打ち込みもロックも極自然な形で聴く事が出来るようになりました。例えばこれがBOφWYから音楽に入ったら違った道を歩んでいたでしょうし、YMOから入ってもまた違う道だったでしょう。ただ、打ち込みであろうとロックであろうと1つだけ共通点があります。「歌モノ」である事です。TMは小室先生がリーダーでありながらチャートを強く意識していたためインストの曲はほとんどありません。先生のソロアルバムの「Digitalian is eating breakfast」でもV2でも今聴くと赤面するような歌声を披露してくれています。

 何が言いたいかと言うとRAM RIDERですよ。打ち込みのダンスミュージックにスイートネスな日本語の歌メロ。最高じゃないですか。ロックもダンスもポップスも全てを取り込んだ、まさに今この時代に鳴らすべき音楽。

 単純にフロア仕様のダンスミュージックと言う事を考えた場合にはボーカルは不要です。日本語であろうと英語であろうと声が意味を持つ「言葉」として耳に入ってきてしまうから(「踊れる音楽」と「踊るための音楽」は必ずしもイコールではない)。でもCDをパッケージソフトとしてリリースする以上、一般リスナーは少なからず存在するわけでそこのバランス取りは非常に難しい問題であると思っています。ボーカルを抜いたバックトラックだけでもダンスミュージックとして成立していて、なおかつ普通のポップミュージックにも負けないボーカルが載っているのが理想でしょう。「MUSIC」がそういう音楽かどうかはクラブにほとんど行かない僕は判断つきません。でも、そこに近い所にはいるんじゃないかな。

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 TMネットワークを聴いて音楽に興味を持った僕がTMネットワークを聴いて音楽に興味を持ったRAM RIDERを聴く。音楽って繋がってるんだなって凄く実感する。

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 サンプルをmp3にエンコードして聴いてたなんてホントPerfume以来の待ち遠しさ。

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 KITCHEN行きたいなぁ。RAM RIDERも出るしHONDALADYも。

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 MUFAS(元PRE-SCHOOL大和田晃+eco)からライブのDMが来た(残念ながらその日は新日本プロレスを見に行くので行けない)けど、PRE-SCHOOLを見たのなんてデビュー直後くらい(それこそWonderReleaseRecord在籍時)。よく住所とかのデータが残ってたなぁ。感心感心。

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 ホントに浜崎あゆみもCD-DAなのね(僕の見た発注書にはレンタル=CCCDの記述はありませんでした)。密かに浜崎あゆみだけは最後の牙城としてCCCDでリリースするかと思ってましたが、意外でした。もう多分avexでJポップと呼ばれるものは9割方がCD-DAだと思って間違いないでしょう(今回の発注で言えば犬夜叉のサントラは依然としてCCCDです)。

 そしてそんな中でのCoco d'Or。コンプリート盤はもちろんCD-DA。これは買わないわけにはいかないでしょう。ついでにhiroの今までの作品もコンプリートとか言ってCD-DAで再発してくれないかな。
04/11/26
HANSON@ボトムライン
 モーヲタの真っ只中にいる僕としてはあまりマナーの事をとやかく言いたくないんですけど、こういう普通のライブに行くと安心します。名古屋のプロモーターのサンデーフォークはハロプロ関連の仕切りが悪くていつも散々言われています。でもそれってサンデーフォーク側だけに問題があるわけではなくてこちら側にもそれはそれは大きな問題があります。例えば今日のHANSONのライブは整理番号付きですが、入り口に係員が1人いるだけで対応できています。ファン同士が番号を確認しあって整然と並んでいるから。例えばメロン記念日クラブダイアモンドホールのようにお前ら番号いくつだよって人が入り口の所にたむろしているわけでもなく。客に勝手に並ばせるなんて何を考えているだ! じゃなくてお互いで番号を確認し合うってのは整理番号付きのライブではそれが「常識」ですからね。

 と、まぁ、軽く愚痴をこぼした所で本題に移りましょうか。

 本日のライブ、オープニングアクトがありまして、それが何と驚きのBleu! 前日にHANSONのファンサイトを除いていてオープニングアクトがBleuだと知った時はディスプレイの前でガッツポーズをしましたよ。まさかこんなケースで初来日(だよね?)を果たすとは。オープニングアクトらしくアコギとチープなリズムボックスでの演奏となりましたけど、どうも見てるとステージ上で録音した物をループさせてる模様。キーボードでドラムのサンプリングを叩いて、その場でリズムを作ってるみたい。面白い物を見た。MCで「僕の名前はBleu。多分誰も知らないと思うけど」みたいな事を言ってたけど、僕は知ってるさ。CD持ってるし! 終演後物販の所でペンを持ってたから頼めばサインしてくれそうだったけど、英語が話せない悲しさ。

 で、メインのHANSON。「underneath」はMatthew Sweetが(1曲だけですが)参加している事からも分かるように、割とちゃんとしたロックアルバムです。ステージもギターにサポートメンバーが入って音が分厚くなっています。それにTOKIOの松岡くんのようなドラム、ピアノやシンセを弾きながら歌いまくりのボーカル。結構僕は楽しめたライブでした。「MMMBop」も今っぽい音に変えて演ってくれましたし。
 多分これからは「アイドル」といかにして対面していくかどうかでしょうね。Bleuは思いっきりロックなシンガーソングライターですけど、そういう人と一緒にセッションをやるのが似合っていても客の大部分は「アイドル」として見ています。サイリウムを持っている人までいましたから。音的には全然普通に音楽好きなら楽しめるものになっていたので、後はやる気と時間が解決してくれるかな。