03/05/02
CCCD拒否→インディーズでのリリースって流れもありだと思う
 さて、音楽系サイトの話題の中心と言えば曽我部恵一インタビューです。僕にとってのサニーディサービスは「Cosmic Hippie」で終わっていたりする(次のラジオで「cosmo-sports」かけちゃおうっかな)ので最近のインタビューとかは全くノーチェックなんですが、これは凄いね。プロの、それもそれなりに名前の知れた人がここまでストレートにCCCDに意見を言うなんて。

 CDを作ってる当人(という意識はないのかも知れないんですけど)が「CDっていうものにそもそも魅力がない。エンターテイメントとして弱い。」って言うのはどうなの? とかミュージックマシーンのBBSで一部指摘があるようにプロミュージシャンとしてどうか? というのは確かにあるんだけど、曽我部くんって基本的にこちら側の人間なんだろうね。要するに『音楽が好き』っていう。「『じゃあ、どこでお金が生まれてくるんだ?』っていうところは、あとで考えようって感じで。」なんて企業人からは絶対に出ない言葉だよね。金儲けの道具じゃなくてポップカルチャーでありたいじゃない、音楽は。やっぱりそこが一番avexとかからは感じない所だよね。

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 とか何とか言ってる端からスーパーカーリミックスCDはレーベルゲートCDだし・・・。
03/05/20
HARVARD 「LESSON」
 元TMヲタである事をカミングアウトしているまっくすです。イヤ、もうホントenkaheadさんには足を向けて眠れませんよ。enkaheadさんラブです。今回のHARVARDもenkaheadさんの日記に書かれていたのでチェックしてみました。いやー、すんげぇ良いの、これ。「フロア向けポップ」って書かれていたものだから、ディスコチューン的な、言ってみればNONA REEVESみたいなものを想像していましたが良い意味で裏切られちゃった。2曲目のアコギのストローク+打ち込みリズム+スクラッチにKO。強引にジャンル分けをすると多分R&Bになると思いますけど、R&B一直線じゃなくてそれ以外の音楽、例えばフォークだったりそれこそラウンジを上手く取り込んでる。うん、彼ら凄くセンスある。凄くオシャレ。エスカレーターっぽくないかも。
 20歳ちょいの元スケーターが、ラウドロックじゃなくてこういう音楽をチョイスできるって羨ましい。

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 ロッキンオンがプッシュしている(そのおかげでショップでもプッシュされてる)レミオロメンは僕はイマイチでした。バンプART-SCHOOL→レミオロメンってラインが見えちゃって。まだ僕はASIAN KUNG-FU GENERATIONの方が好きだな。
03/05/21
THE ROCKET SUMMER 「Calendar Days」
 僕は小売店が問屋に注文する時に使う情報誌「新譜ジャーナル」を見せてもらって、そこに書かれている謳い文句に賭けて音を聴かずにCDを買う場合があります。まぁ当然外れもあったりしますが、人生勉強だと半ば諦めているわけです。が、最近はCCCDがあったりして洋楽は公式サイト等で音をチェック→輸入盤を購入というケースも増えてきました。そんな流れでCDを買ったのが今回のTHE ROCKET SUMMER(日本盤はカッティングエッジなので当然CCCDです)。

 ブライス・アバリーの1人ユニット(AZTEC CAMERAみたいなもんですかね) で、ギターからドラム、ピアノに至るまで全て1人でやってるみたい。驚くべき事に彼はまだ20歳。アルバムを作った時は19歳だったようで。若いって良いなぁ。音のラインはBEN FOLDS FIVEの影響が見え隠れするポップロック(って言うかピアノが入ったロックをやると大体BFVっぽくなっちゃうけど)。ジェイソン・フォークナーなんかに比べると圧倒的に「若い」んだけど、将来有望な感じはひしひしと。シングルカット向きのいわゆる売れ線な曲から、子供の聖歌隊? をフィーチャーした曲まで意外とバリエーション豊かです。

 日本人でこういうロック的なアプローチをするシンガーソングライタープレイヤー(←今作った)って最近いますかね。草の根レベルではいるのかも知れませんけど、中村一義以降あまり目にしないような。CUBE JUICEみたいにいかにも宅禄やってます! みたいな人はいますけど。

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 観月ありさの「Shout It Out」いいなぁ。ブルーイのプロデュースだけじゃなくて演奏もIncognitoがやってるそうだし、もちろんブラスセクションも。あの頃のジャズファンクサウンドを彷彿とさせつつも、ポップに仕上がってる。CCCDじゃなければ買うのに。