Ashに限らずUKギターバンド、特にブリットポップ近辺のバンドってデビューでガツーンと行って1枚目のアルバムはまあまあ、2枚目のアルバム以降失速、その後消息不明になるパターンが多いような気がするんですよね。WHITEOUTとかどこ行った? で、Ashもご多分に漏れずそのパターンを丁寧に沿っていたんですがどこでどう道を外れたのか大復活。予想以上にバンドとしての体力があったんでしょうか。「Life Less Ordinary」から徐々に輝きを取り戻して、そして「Burn Baby Burn」、「Shining Light」の2枚のシングル。久しぶりに輸入盤をVer.1とVer.2を揃えちゃいました。
やっぱりAshの本質は青春キラメキギターポップにあるのは間違いなくて。初期の「Jack Names The Planet」や「Angel Intercepter」に代表されるような。でも青さだけではやっていけない事もあって、それが一気に噴出したのが「Nu Clear Sounds」じゃないかな。そこでそのまま深みにはまっていかずに戻ってこれたのはシャーロットのおかげだと思うんですよ。ホラ、近くに女の子がいると男の子って張り切るからさ。基本的にティムって「男の子」ですし。
このベスト盤には「ENVY」って新曲が収録されていますが、これがまた「ど」が付くほどポップ。初期の青っぽさとはまた違う若さがあって、それでいて最近のAshらしくシング・アロングな曲になってて。他のお勧めは何と言っても「Kung-Fu」。この曲がなかったら僕はAshを聴かなかったというくらい大好きな爆裂パンクチューン。ラモーンズ meets ジャッキー・チェン。って言うか普通その2つを合わせないよね。PVが馬鹿っぽくてまたいいんだ、これが。
「Intergalactic Sonic 7"s」は絶対に買い。
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Zeppで殿下。羨ましい。