末光篤を中心としたピアノロックバンド。BEN FOLDS FIVE以降ロックにピアノを入れるケースが増えてるけど、それらがあくまでギターの代わりにピアノだったりピアノがメインになっていてピアノを使ってロックというフォーマットを実現したのに対して、元々あるロックのフォーマットの中にピアノをぶち込んだ音楽。だから普通にギターは鳴ってるし、ラフな音作りはもろにパワーポップなんかのそれと同じ。音楽大学まで出たちゃんとしたピアノマンなのにあまりピアノピアノしていない、他のピアノロックとは一線を画すピアノロックバンド(バンドって言って良いのかな?)。メインはピアノじゃなくてロック。これは最近のオススメ。
公式サイトを見ると本人はB-BOYっぽいんだな。
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賛否両論あるcapsuleの「FRUITS CLiPPER」。capsuleの売りであったレトロフューチャー感はほぼゼロになって、全面4つ打ちのフィルターハウス。ボーカルもボコーダー全開で、音のキーワードだけ拾っていくとRAM RIDERだな。僕はひょっとするとcapsuleのアルバムの中で一番好きかも知れないけど、これを「capsuleとしてやる」のってかなり冒険だと思うけどなぁ。好きな曲のアンケートを取ったらポップな、つまり従来のcapsuleに近い「jelly」か「dreamin dreamin」が上位に来そうなんだよね。
同じ中田ヤスタカがやっているCOLTEMONIKHAの方が従来のcapsuleに近いのは気のせい。
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「FRUITS CLiPPER」を聴いているとPerfumeの新曲の方向性が何となく見えてくるような気がする。
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名古屋の期待の星、the ARROWSのメジャーデビューシングル「ナイトコール」が発売。へぇ〜、こういう路線で来たのか。ディスコビートを取り入れたハッピーなパーティーチューン。ロックバンドがディスコビートをやるのって今凄く微妙な部分があって、Softがインタビューで答えてたけど魔法のビートとか言われててアメリカじゃあれを取り入れると結構簡単にデビュー出来ちゃったりする状況らしい。まぁ、「ナイトコール」はこれでthe ARROWSのポップな部分が出てると思うので次はロックな部分をお願い。