13/07/31
Hello! Project 2013 SUMMER COOL HELLO! 〜ソレゾーレ!〜@オリックス劇場
 何年かぶりにハロコンを見に行ってきました。目的は2つあってJuice=Juiceと娘。の新曲を見るためです。まずJuice=Juiceは新曲の発売日が8/21に予定されているものの(結局9/11に延期になりましたが)、全然情報が出てこないのでそれであれば恐らくハロコンで色々公開するだろうという目算でした。
 もう1つの娘。の方はシングルリリースの告知解禁日が確かハロコン翌日辺りに設定されていて、そりゃ大人の事情でハロコンで公開しますよって言ってるようなもので。ハロ!ステで発売日等々が公開されたのは想定外でしたけど、こちらも読み通りでした。

 この日が文字通り初披露となったJuice=Juiceの「ロマンスの途中」はアーバンなイントロから幕を開ける強烈なブラスファンクでした。イントロの時点では正直何だこれ感が半端なかったですけど、ブラスのブレイクを挟んでのサビ! 「愛してるわ」と言え! この時点でブラス鳴りまくりで、きたー! ですよ。間奏のスラップとカッティングも言う事無し。多分編曲は俊介さんでしょう。ハロー久々のガッツリファンクでテンション上がっちゃいましたわ。娘。と違って新しい曲調ではないですけど、逆に言えばつんく♂お得意の路線なので固い曲となっております。
 娘。の方は「愛の軍団」かなー、それでもまぁ良いけど…と思っていた所に「わがまま 気のまま 愛のジョーク/女の子にだけわかるトーク」と「愛の軍団」じゃない歌メロだ! 違う曲だ! と。その時点ではバッキングくらいで目立った音はなかったけど、そのバースが終わった後が間違いなくSkrillexだよねって言うくらいのエレクトロサウンドでよっしゃEDMだ! とガッツポーズですよ。ただ、Aメロとか四つ打ちで所謂EDMというよりプログレッシブハウスに近いのかも。Skrillexライクなフレーズは印象的に使われてますけどブレイク的な意味合いが強いですかね。尖ったカッコよさの追求ではなくつんく♂らしい変なおかしさもあって、それでいて四つ打ちのエレクトロなトラック。大好物です。
 実は同じ日に名古屋でOrlandのライブがあったので昼は大阪で夜は名古屋…という工程も前日は考えたりもしてましたが昼公演を見た時点でそんな考えは霧散してました。えぇ、久々のハロコンで昼夜見ちゃいました。いやー、遥々大阪まで行った甲斐がありました。

 ソレゾーレ!公演は各グループのセットが古い曲+メドレー数曲+最新シングル曲という形で(除くJuice=Juice)、娘。のメドレー部分が全部EDM化後のシングルになっていたのも良かったです。僕、EDM化後が大好きなので。EDMが好きじゃない人向けに古い曲がヲタ受けがいい曲になっているのが「これでいいだろ」的な物を感じて面白かったです。

01. ブスにならない哲学 / 全員
02. 天まで登れ! /
ハロプロ研修生 feat. Juice=Juice
03. ロマンスの途中 / Juice=Juice
04. 五月雨美女がさ乱れる (MEMORIAL EDIT) /
Juice=Juice
05. 新しい私になれ! / スマイレージ
06. メドレー
新・日本のすすめ! − 夢見る 15歳 − 私、ちょいとカワイイ裏番長 / スマイレージ
07. 昼:大人の途中 夜:どうしよう / スマイレージ
08. レディーマーメイド / ダイヤレディー
09. エイヤサ!ブラザー / メロウクアッド
10. 海岸清掃男子 / HI-FIN
11. 彼女になりたいっ!!! / ハロプロ研修生
12. 昼:Midnight Temptation 夜:憧れ My Star /
℃-ute
13. メドレー
都会っ子 純情 − Crazy 完全な大人 − Kiss me 愛してる − 会いたい 会いたい 会いたいな / ℃-ute
14. 悲しき雨降り / ℃-ute
15. 昼:MADAYADE 夜:アジアン セレブレイション /
Berryz工房
16. メドレー
ああ、夜が明ける − WANT! − ヒロインになろうか! − Be 元気<成せば成るっ!> / Berryz工房
17. ゴールデン チャイナタウン / Berryz工房
18. 昼:ドッカ〜ン カプリッチオ 夜:みかん /
モーニング娘。
19. メドレー
ブレインストーミング − ワクテカ Take a chance − Help me!! − One・Two・Three / モーニング娘。
20. わがまま 気のまま 愛のジョーク / モーニング娘。
21. スキちゃん / スマイレージ
22. 超WONDERFUL! / ℃-ute・スマイレージ
23. 本気ボンバー!! / Berryz工房・℃-ute・スマイレージ
24. 元気ピカッピカッ! / 全員
13/05/06
コピンク*はJuice=Juiceとは別に続けて欲しかった…
 少し前の話になりますが、娘。ツアーを見るために八王子に行ってきました。「ブレインストーミング」はあまりテンションが上がらなかったものの、「君さえ居れば何も要らない」がかなり良くてこれは是非コンサートで見たいと思い…

 と言うのは嘘でして。「君さえ居れば何も要らない」が結構好きなのは事実ですが八王子まで行ったのはJuice=Juiceの「私が言う前に抱きしめなきゃね」を見るためでした! それにしても八王子は遠かったです。とても遠かったです。
 Juice=Juiceに関してはもう今は研修生は全く追っていないので佳林ちゃんしか知らない状況で、更にコピンク*としての曲が素晴らしい曲ばかりだったのでどちらかと言うと斜めに見ようかな、と思ってました。えぇ、曲を聴くまでは。ひな祭りフェスティバルの時は横浜まで行かずに午前中のコピンク*の最初で最後のイベントだけで幸せな気分で帰宅したのですが、その日の深夜に初披露時のゴニョゴニョされたされたものがアレしまして。音数を少なくしているのにスカスカ感を感じさせないようにサックスをこれでもかと印象的に使い、80年代テイストなのにリズムを強く早くして今風にした結果、どこに出しても恥ずかしくない曲が出来あがっていました。
 そして! ひな祭りフェスティバルのライブ映像は見ましたか? 見ましたよね!? 佳林ちゃん1トップで佳林ちゃんを引きたてるためのユニットかと思いきや、高木さん大塚さんの歌って踊るポテンシャルの高さ、植村さんの歌って踊れない代わりにルックスレベルの高さ、これでも立場的には研修生ですよ? 化け物でしょう、このグループ。

 佳林ちゃんは娘。に入れて欲しいと思ってました。何より歌えるので。でも、もう今はそう思いません。彼女、歌も踊りも出来すぎるんです。娘。の「新メンバー」として考えた時に多分にオーバースペックすぎるんです。宮本佳林という女の子はハロプロエッグ・システムが生み出した最高傑作です。間違いなく。
13/04/01
EDMが新生モーニング娘。の幕開けを告げる。
 娘。のここ直近のシングル、「One・Two・Three」、「ワクテカ Take a chance」、「Help me!!」は程度の差こそあれ、いずれもEDMです。ちょっと変化させてるけど「ブレインストーミング」も「君さえ居れば何も要らない」もそう。EDMに対して金脈を見つけたと思っているのか単にマイブームなのか分かりませんが、つんく♂にしては珍しい比較的新しいジャンルの音楽の導入です。そしてそれは前者であると思いたいです。と言うのも分かりやすい形でジャンルを固定したシングルが3枚続くのは過去にダンス☆マンを起用した「LOVEマシーン」−「恋のダンスサイト」−「ハッピーサマーウェディング」しかありません。以前何度か書いた事がありますが、娘。は歌って「踊ら」なければなりません。そして昨今の様々な制約によるアレンジャー一人でのトラック作成。それらを満たす事が出来る音楽を探し求めた結果がElectricなDanceMusic=EDMであったとすればそれは歓迎すべき事だと思います。
 今世間で言われるEDMは派手で尚且つ下世話なトラックを指し示すのが一般的で、尚且つトラックメイカー一人で作る事が可能となればこれほど娘。向きな音楽はないでしょう。エレクトリックな部分の一因を担っているオートチューン(やそれに類するボーカルエフェクト)に拒否反応があってもそれを補って余りある娘。との親和性だと思いませんか。しかも、「今」の音楽を取り入れる事によって娘。に対して「今」の印象を植え付ける効果も少なからずあるはずです。実際、GirlsAwardでの「One・Two・Three」の初披露の映像は"変わった"感があり、新生モーニング娘。を強く印象付けたはずです。
 基本的にジャンルを固定するグループではないので次のシングルではあっさりEDMを捨てているかも知れません。でも、数世代前の娘。の代名詞がファンクだったように新時代の娘。の代名詞がEDMになることを祈っています。

---

 所謂J-HOUSEが流行った時にEDMと同じような打ち込みダンスミュージックにも関わらずもつんく♂はそれを導入しなかったのはシャレオツすぎると判断したのかなぁと思ったりもする。